シバリングとは?突然の震えの原因と危険なサイン・正しい対処法
シバリングとは?突然の震えの原因と危険なサイン・正しい対処法について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
突発的なシバリングに直面した際、迷わず実行すべき正しい対処法は、患者の身体が発しているサイン(時期)によって明確に二分されます。
【第1段階:震えが激しく、手足が氷のように冷たい「体温上昇期」】
この時期は徹底して身体を温めます。ただし、全身を分厚い布団で圧迫するのではなく、太い動脈が皮膚近くを通る「首の後ろ・両脇の下・足首」に温熱シートや湯たんぽを当てることが効率的です(湯たんぽ使用時はタオルで厚く巻き、低温やけどを徹底防止します)。同時に、掛け物は軽くて保温性の高い羽毛布団やフリースを選び、悪寒が治まるまで静かに休ませます。
【第2段階:震えが止まり、身体が熱く汗ばんでくる「体温ピーク・下降期」】
シバリングが消失し、手足の先までポカポカと温かくなったら、速やかに保温を解除します。余分な掛け毛布を外し、薄手の綿の衣類に着替えさせ、室温を22〜24℃前後の快適な環境へ調整します。汗をかいた肌を温かい蒸しタオルで拭き取り、経口補水液やスポーツドリンクで水分と電解質を少量ずつ頻回に補給させます。
特に注意を払うべきは「小児シバリングへの対処」です。子どもの体温調節機能は極めて未熟であり、感染症罹患時には急激に熱が跳ね上がります。親がパニックに陥りやすいのが「熱性痙攣」との判別です。子どもがガタガタと震え出したときは、まず照明を明るくして「視線が合っているか」「こちらの問いかけに泣き声を上げたり頷いたりできるか」を確認してください。
意識が保たれていれば悪寒戦慄によるシバリングであり、前述の第1段階に準じて手足を温めます。しかし、白目を剥いて意識がなく、唇が青紫色になり、手足を突っ張らせるような不規則な引きつけが見られる場合は熱性痙攣です。この場合は体を揺さぶったり口に物を詰めたりせず、顔を横に向けて気道を確保し、発作の持続時間を計測しながら即座に小児救急医療機関を受診してください。