歯科検診の斜線は虫歯のサイン?記号の真相と結果票の見方解説

歯科検診の斜線は虫歯のサイン?記号の真相と結果票の見方解説について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をお届けします。

斜線の意味を読み解く上で、もうひとつ見逃せないのが「混合歯列期(乳歯から永久歯への生え変わり期)」における特殊なルールです。小学生の健診結果票を見ると、大人の歯(永久歯:数字の1〜8)と子どもの歯(乳歯:アルファベットのA〜E)が上下2段に分かれて記載されています。

乳歯の枠に斜線が引かれている場合、それは健全な乳歯であることを示すケースのほかに、「すでに乳歯が自然に抜けて、もう存在しない」ことを表しているケースがあります。すでに抜け落ちて大人の歯が生えてきている、あるいは抜けた直後でまだ永久歯の頭が見えていない状態のとき、存在しない乳歯の欄には検査対象外として斜線が書き込まれる運用が一般的です。

具体的には以下のような見分け方になります。

  • 乳歯欄に「/」があり、直下の永久歯欄にも「/」がある場合:乳歯は無事に抜け落ち、生えてきた永久歯も虫歯のない健康な状態。
  • 乳歯欄に「/」があり、永久歯欄が空欄の場合:乳歯は抜けたが、永久歯がまだ歯ぐきから完全に出てきていない(萌出待機中)。
  • 乳歯欄に「〇」や「C」がある場合:抜ける前の乳歯が虫歯になっている、あるいは過去に治療を受けている状態。

乳歯はいずれ抜けるから虫歯になっても構わない、と考えるのは禁物です。乳歯の虫歯菌が根の先に膿を作ると、すぐ下でスタンバイしている永久歯のエナメル質形成不全を引き起こしたり、乳歯が早期に脱落して歯並びが大きく崩れるリスクを招きます。乳歯欄の「/」は、順調に生え変わりが進んでいることを物語る重要な指標です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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