トラック24Vバッテリーの正しいつなぎ方|直列接続と救援手順完全版

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「自分は20年トラックに乗っているから大丈夫」「乗用車の救援と同じで端子を繋げばいい」という経験則による過信が、重大事故の引き金になっています。関東近郊の大型物流拠点に勤務する運行管理者と現役ドライバーへの取材から、生々しいトラブルの実態が浮き彫りになりました。

「ある真冬の早朝、後輩ドライバーがパーキングエリアでバッテリーを上げてしまい、たまたま居合わせた軽油配送の24Vトラックに救援を頼んだそうです。しかし、焦りから中間の渡り線端子をプラスだと思い込んで接続してしまった。繋いだ瞬間にバチッという凄まじい炸裂音とともに白煙が上がり、ブースターケーブルのビニール被覆がドロドロに溶け落ちました。幸い目や顔への直撃は免れましたが、トラックのECUが飛んでしまい、レッカー移動と修理で3週間の運行停止、修理費は60万円を超えました」(大手運送会社・整備担当部長)

また、大手トラックディーラーのサービスマンによると、「2個あるうちの弱っている1個だけを新品に交換する」というコスト削減策をとる事業者も後を絶たないといいます。しかし、内部抵抗値や容量の異なる新旧バッテリーを直列接続すると、古いバッテリーが新しいバッテリーの電力を常に消費し、過充電と過放電の不均衡によって両方が短期間で同時破壊に至ります。トラックのバッテリー交換は「2個同時交換」が工学的な絶対原則です。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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