バミリとは?舞台やテレビで使われる業界用語の語源と秘密を徹底解説

バミリとは?舞台やテレビで使われる業界用語の語源と秘密を徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

バミリはただ適当に四角く貼ればよいわけではありません。床を見るだけで「何がそこに置かれるのか」「人間がどう立つべきか」が一目で判別できるよう、世界共通の記号論に基づいた貼り方の作法が存在します。

主に用いられる代表的な形状とその機能は以下の通りです。

① 十字(バッテン・クロス):
スタンドマイクの中心、ピンマイクを付けた演者が静止すべきピンポイントの立ち位置、あるいは照明の芯(センター)を示す際に使用します。交点がつま先の中心、または両足の中心に合致するように設計されます。

② T字マーク:
人間が立つ位置を指定する最もポピュラーな形状です。横棒につま先を揃え、縦棒を両足の間に挟むようにして立ちます。これにより、立ち位置の前後左右だけでなく「どちらの方向を正面として向くべきか」という体の向きまで1枚のマークで指示できます。

③ L字マーク(カギ):
大道具、平台、スピーカー、アンプ、机や椅子などの「角(コーナー)」を合わせるために使われます。四隅のうち2箇所または4箇所すべてをL字で囲むことで、暗転中のわずか数十秒の場面転換でも、大道具スタッフが迷わず元の位置へセットを再配置できます。

プロのスタッフがバミリを貼る際、必ず行う重要なテクニックがあります。それはテープの端を数ミリだけ内側に折り込んで「耳(タブ)」を作っておくことです。本番終了後の完全撤収時、爪を立てることなく一瞬でテープを剥がせるようにするための配慮であり、現場のスムーズな運行を支える隠れた職人技です。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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