ブラジル産鶏肉は本当に危険か?残留検査の実態と圧倒的安さの秘密
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日本国内で流通する輸入鶏肉のうち、7割以上を占めるのがブラジル産鶏肉である。この圧倒的な供給力を生み出しているのは、BRF (Brasil Foods)やJBS S.A.といった世界屈指の巨大アグリビジネス企業群だ。彼らは飼料となるトウモロコシや大豆の広大な直営農場から、孵化場、近代的な肥育鶏舎、解体工場に至るまでを垂直統合し、無駄のない一貫管理体制を敷いている。
広大な土地と豊かな水源、温暖な気候。それに加えて自国で調達できる安価な穀物飼料の存在が、輸送コストを軽々と相殺するほどの価格競争力を生む。日本国内では、圧倒的なスケールメリットを活かした業務スーパー (神戸物産)などのディスカウントストアが2kg詰めの冷凍もも肉を定番商品として定着させた。外食産業や総菜メーカーにとっても、品質のブレが少なく歩留まりの良いブラジル肉は、採算を維持するための生命線となっている。