人を見る目がある人は何を見ている?Googleデータで判明した5つの共通点
人を見る目がある人は何を見ている?Googleデータで判明した5つの共通点について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をご覧ください。
最新の産業・組織心理学における研究成果と、Googleが長年積み重ねてきた膨大なピープルアナリティクス(人事データ分析)を照らし合わせると、優秀な人材や「本物」を正確に見抜く人物には明確な動向パターンが存在することが判明した。失敗や裏切りを極限まで回避する観察術の核となる、5つの共通点は以下の通りだ。
第一に、「自己主張の強さ」と「実際の実行力」を明確に分離して観察する点である。口達者なプレゼンテーションよりも、過去に直面した具体的な課題に対してどのように行動したかというファクト(事実)の履歴を徹底的に洗う。
第二に、想定外のトラブルやプレッシャー下における「感情の復元力(レジリエンス)」を見極める姿勢だ。環境が順調なときの態度ではなく、不都合が生じた瞬間の表情や言葉選びにこそ、その人間の本性が露呈することを知っている。
第三に、成果に対する「自責と思考の柔軟性」の確認だ。失敗の原因を常に他者や環境に転嫁する「他責傾向」を持つ人物は、長期的には組織の毒となる。自身の過ちを認め、素直に修正できる謙虚さがあるかを問いの行間から読み取る。
第四に、直感に頼らない「構造化された質問」の徹底だ。Googleのデータが示す通り、思いつきの面談よりも、あらかじめ設計された共通の基準で比較評価する方が、圧倒的に人材の見極め精度が高まる。
第五に、「価値観の合致(カルチャーマッチ)」と「スキルの補完」を混同しない能力である。自分と気味が合う人物を好むのは人間の本能だが、真の評価者は組織に必要な補完的視点を持つ人物を客観的に見つけ出す。