A4サイズは何センチ?縦29.7×横21Cmの秘密と失敗しない郵送術

A4サイズは何センチ?縦29.7×横21Cmの秘密と失敗しない郵送術とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

世界中で統一されているかのように思える用紙サイズですが、実務において最も警戒すべき巨大な落とし穴が存在します。それがアメリカ合衆国およびカナダ、メキシコなどで頑なに採用され続けている「北米レターサイズ(Letter size)」の存在です。

外資系企業との取引や、米国のWebサイトから公認マニュアル、海外学術論文のPDFをダウンロードしてそのまま印刷しようとした際、「なぜか上下に不自然な余白ができる」「左右の文字や図表の端が切れてしまう」という経験をしたことはないでしょうか。これは用紙サイズの不一致が原因です。

  • A4サイズ:210mm × 297mm(細長い)
  • レターサイズ:215.9mm × 279.4mm(8.5 × 11インチ/幅が広く背が低い)

表を比較すると分かる通り、レターサイズはA4に比べて横幅が約6mm広く、縦が約18mm短いのです。パソコンの印刷設定が「自動(用紙サイズに合わせる)」になっていないままA4用紙へ出力すると、プリンターは横幅の余分な6mmを収めきれずに左右を裁断するか、全体を不自然に縮小して縦方向に大きな空白を作ってしまいます。

また、ネット上で散見される誤解として「プリンターの『ふちなし印刷』を使えばA4ピッタリに綺麗に印刷できる」というものがあります。しかし、ふちなし印刷は用紙の端に白いフチが出ないよう、プリンター側で画像を意図的に数%拡大して紙の外側にはみ出させて印刷する仕組みです。そのため、精密な図面や契約書の印鑑枠、外枠に罫線を引いたデザインなどは、ふちなし印刷を適用した瞬間に外周が数ミリ削れ落ちてしまいます。業務文書を出力する際は、「等倍(100%)・フチあり」で印刷設定を行うことが基本です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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