ショートケーキの「ショート」とは?名前の由来と日本独自進化の歴史
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アメリカで「ストロベリー・ショートケーキ」を注文すると、日本のそれとはまったく異なるスイーツが登場します。アメリカの伝統的なショートケーキは、スポンジケーキではなく、スコーンやアメリカンビスケットに近い重ための焼き菓子生地をベースにしているのが特徴です。
アメリカでは19世紀半ば頃から、甘さを控えたビスケット生地を半分に割り、砂糖でマリネした苺と無糖または微糖のホイップクリームをたっぷりと挟み込むスタイルが親しまれてきました。家庭でも手軽に焼けるカジュアルなデザートであり、日本の繊細で均一なデコレーションケーキとは趣が大きく異なります。
また、欧米のベーカリーや家庭では、ビスケットをあらかじめ焼いておき、食べる直前に果汁が染み込んだ苺とクリームを重ねるため、食感のコントラスト(サクサク感とジューシーさ)を楽しむのが醍醐味とされています。日本人が思い浮かべる「しっとり・ふわふわ」のテクスチャーは、海外のオリジナルにはない特徴なのです。