膀胱炎の血尿は放置厳禁?原因と自然治癒の真偽・受診目安を徹底解説
膀胱炎の血尿は放置厳禁?原因と自然治癒の真偽・受診目安を徹底解説とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
尿路感染症の代表格である急性膀胱炎は、尿道口から侵入した大腸菌などの腸内細菌が膀胱粘膜に付着・増殖することで発症します。女性は解剖学的に尿道が約3〜4cmと短く、肛門と尿道口が近接しているため、生涯で約半数の女性が一度は経験するとされる身近な疾患です。
膀胱粘膜で細菌が異常増殖すると、生体防御反応として強い急性炎症が引き起こされます。炎症によって膀胱壁の毛細血管が著しく拡張・充血し、排尿時の膀胱収縮に伴って脆弱化した血管が破綻します。これにより尿中に血液が混入し、目に見える赤い尿(肉眼的血尿)や排尿終わりの出血として現れるのです。このように毛細血管の破綻を伴う病態は医学的に出血性膀胱炎とも呼ばれ、便器一面が鮮血色になることも珍しくありません。
見た目のインパクトが強いため「取り返しのつかない大病ではないか」とパニックになりがちですが、細菌性膀胱炎に伴う出血自体は粘膜表面の炎症によるものが大半です。ただし、だからといって安全というわけではありません。