コウモリが嫌いな音の真相とは?超音波アプリの効果と最新の撃退法

コウモリが嫌いな音の真相とは?超音波アプリの効果と最新の撃退法の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

手軽に試せる方法として話題になるのが、スマートフォンのモスキート音発生アプリやYouTubeに投稿された「コウモリ撃退用高周波音源」です。SNSや知恵袋などのコミュニティでは「再生したら飛び去った」「全く微動だにしなかった」と評価が真っ二つに分かれています。

音響工学および害獣駆除現場の検証から導き出される結論は、「一般的なスマートフォンのスピーカーから出る音では、コウモリ撃退に必要な超音波を正確に届けることは物理的にほぼ不可能」という事実です。

一般的なスマートフォンの内蔵スピーカーは、人間の可聴域(20Hz〜20,000Hz=20kHz)に合わせて設計されています。そのため、20kHzを超える本格的な超音波帯域は出力がカットされるか、極端に減衰して微弱なノイズにしかなりません。動画やアプリで再生されている音の多くは、人間の若年層に聞こえる15kHz〜18kHz前後の「人間向けモスキート音」であり、アブラコウモリが敏感に反応する30kHz〜50kHz帯とはズレが生じています。一時的に驚いて逃げたように見えるケースも、単なる突然の物音への警戒反応に過ぎない場合がほとんどです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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