お盆のお膳の並べ方と献立マナー完全版!箸の向きと下げる時期を徹底解説
お盆のお膳の並べ方と献立マナー完全版!箸の向きと下げる時期を徹底解説の特集記事をご紹介します。専門的な知識が満載です。
お盆のお膳に供える料理は、仏教の不殺生戒(ふせっしょうかい)に基づいた「精進料理の一汁三菜」が鉄則です。現代では簡略化された市販のフリーズドライ製品も普及していますが、家庭で手作りする場合でも、基本ルールさえ押さえれば決して難しいものではありません。
御霊供膳の具材で「入れてはいけないもの」
御霊供膳の献立を考える上で、絶対に避けなければならない食材が2系統あります。仏事関係者の間でも周知徹底されている厳格なタブーです。
- 生臭物(肉・魚・甲殻類・練り製品):肉や魚はもちろん、ちくわやかまぼこ、かつお節や煮干しのだしも厳禁です。出汁は必ず昆布や干し椎茸から抽出したものを用います。
- 五葷(ごくん):仏教において情欲や怒りの感情を刺激するとされる刺激臭の強い野菜(ネギ、玉ねぎ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ・アサツキ)は一切使用してはなりません。
御霊供膳の作り方 簡単レシピ例(忙しい朝でも15分で完成)
伝統的な精進料理といっても、お盆の早朝から長時間の調理を行う必要はありません。以下のような手軽な組み合わせで十分な真心が伝わります。
- ご飯(親椀):朝炊き立ての白ご飯を、小さな山型にふんわりと丸く盛る。
- お吸い物(汁椀):昆布出汁に、お麩(手まり麩など)と細切りにしたワカメ、三つ葉を浮かべた薄口醤油仕立て。
- 煮物(高椀):カボチャ、一口大のニンジン、椎茸、高野豆腐をみりん・薄口醤油・昆布出汁で炊き合わせたもの(前夜の作り置きでも可)。
- 和え物(壷椀):茹でたほうれん草や小松菜の水気を絞り、すりごまと醤油、少量の砂糖で和えた胡麻和え。
- 香の物(平椀):たくあん2切れ、またはきゅうりの塩揉み(※お供えの漬物は「縁起が悪い(身を切る=3切れ)」とされないよう、偶数の2切れにするのが慣例です)。