庭の黒いトゲトゲ虫は駆除Ng?テントウムシ幼虫の見分け方を徹底解説
庭の黒いトゲトゲ虫は駆除Ng?テントウムシ幼虫の見分け方を徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
園芸コミュニティやSNSの相談窓口では、毎年4月中旬から6月にかけて「葉の上に黒くて凶暴そうな毛虫がいる」「子どもが触っても大丈夫か」という悲鳴にも似た投稿が殺到します。知恵袋などのQAサイトでも「殺虫スプレーを撒いて全滅させたあとに、成虫の写真を見てテントウムシだと気づき激しく後悔した」という家庭菜園愛好家の手記が散見されます。
成虫の愛らしい水玉模様からは想像もつかない姿をしているため、多くの人が害虫と誤認してしまうのも無理はありません。昆虫分類学上、テントウムシは「完全変態」を行う甲虫の仲間であり、卵から孵化した幼虫は成虫と全く異なる形態をとります。国内に約150種類以上確認されているテントウムシの幼虫期は、体長わずか2mm前後の1令幼虫から始まり、脱皮を繰り返しながら約2〜3週間で10mm前後の終令幼虫へと急成長を遂げます。
体表に見られる突起(肉質突起や刺毛)は、一見すると毒蛾の毛虫のように見えますが、有毒な毒針毛は一切備わっていません。このトゲトゲした外見は、鳥類やアシナガバチといった外敵から身を守るための威嚇、あるいは防御アーマーとしての役割を果たしています。つまり、見た目のグロテスクさに惑わされて駆除してしまう行為は、家庭菜園の強力な警備員を自らの手で排除しているに等しいのです。