絶対に解けない毛糸の結び方とは?プロが教える目立たない糸繋ぎの裏技

絶対に解けない毛糸の結び方とは?プロが教える目立たない糸繋ぎの裏技とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

結び目を完全に消し去りたい場合、プロのニッターが多用するのが「フェルト化 糸繋ぎ」と「ロシアンジョイン」、そして編み組織そのものに糸端を同化させる「編みくるみ」です。

1. 羊毛の性質を活かした「フェルト化 糸繋ぎ」の手順

防縮加工(ウォッシャブル加工)が施されていない天然ウール100%の毛糸であれば、フェルト化が最も美しい選択肢です。双方の糸端を3cmほど斜めに削ぐように梳いて細くし、少量の水(またはぬるま湯)を含ませて手のひらで強く擦り合わせます。摩擦と熱によってウールのキューティクルが絡み合い、結び目を作ることなく1本の糸としてシームレスに結合します。

2. とじ針1本で仕上げる「ロシアンジョイン」の仕組み

アクリルや混紡糸などフェルト化できない素材には、ロシアンジョインが威力を発揮します。糸端をとじ針に通し、もう一方の糸の輪をくぐらせた後、自分自身の糸の撚り(芯)の中に針を3〜4cmほど通して引き抜きます。糸の中に糸を内包させるため、結び目なしで十分な引っ張り強度を確保できます。

3. かぎ針編み・棒針編みでの「編み物 糸の変え方」の実践

かぎ針編み 糸の繋ぎ方においては、「長編みや細編みの最後の引き抜き」のタイミングで新しい糸を掛けて引き抜くのが鉄則です。糸端を編み地の裏側で2〜3目編みくるむことで、糸始末の手間を最小限に抑えつつ美しい編み目を維持できます。

一方、棒針編み 糸始末では、段の途中で糸を無理に結ばず、必ず編み地の端(脇などのとじ合わせ部分)まで進んでから新しい糸を投入し、仕上がり後に「とじ針」を用いてメリヤス目やガーター目の裏側にジグザグにくぐらせる手法が業界標準とされています。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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