新潟工科大学はやばい?Fラン説の真相と驚異の就職実績を徹底検証
新潟工科大学はやばい?Fラン説の真相と驚異の就職実績を徹底検証について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
なぜ、入試難易度が低いとされる新潟工科大学から大手企業や優良メーカーへの内定が続出するのか。そのカラクリは、大学設立の生い立ちそのものにあります。
新潟工科大学は1995年、新潟県および柏崎市と、新潟県内外の有力企業500社以上が出資して設立された「公私協力型・企業設立型大学」です。設立母体に地域製造業の重鎮企業が名を連ねているため、開学当初から産業界とのパイプが極めて太く設計されています。燕三条の高度金属加工企業群、長岡の精密機械産業、新潟の化学・エネルギーコンビナートに至るまで、現場が求める技術者像がカリキュラムに直結しているのです。
主な就職実績を見ると、東日本旅客鉄道(JR東日本)、北越工業、ツインバード、キッセイ薬品工業、植木組、福田組といった東証プライム・スタンダード上場企業や有力インフラ企業がずらりと並びます。プラントエンジニアリングや建設コンサルタント、自動車Tier1部品メーカーへの技術職採用も定着しています。
大手重工系メーカーの人事採用担当者は、取材に対して次のように明かします。
「都市部の有名大学で口先ばかり達者な文系学生よりも、地方で泥臭く図面を引き、プログラミングや実験装置の扱いに習熟した工学部生の方が、現場配属後すぐに利益を生んでくれます。新潟工科大学の学生は少人数教育で教員から徹底的に実験作法を叩き込まれており、素朴で離職率が低い。企業側からすれば、極めて採用意欲をそそられる人材プールなのです」
自著やインタビューで地方私大の再生論を説く教育ジャーナリストも指摘するように、現在の日本は空前の「技術者・ITエンジニア枯渇」に直面しています。文系の名門大学よりも、名前の知られていない工学部の卒業生の方が生涯賃金や就職の安定性において優位に立つケースが頻発しているのが、現代の採用市場の実情です。