「原田マック」激動改革と失墜の真相 独占取材が明かす経営の光影
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2004年のCEO就任以降、原田氏が断行した改革はまさに破竹の勢いだった。全店の24時間営業化、メニューの徹底的な絞り込み、カウンターからのメニュー表廃止、そして「100円マック」という強力な目玉商品の投下。客数は爆発的に増加し、7期連続で既存店売上高を伸ばすという驚異的なV字回復を実現してみせた。市場は彼を「経営の奇術師」と持て囃した。
だが、今回の独占取材に応じた元本社幹部は、その眩しい光の裏に隠された歪みを明かす。「短期的なKPIと利益率を追うあまり、現場の店舗クルーにかかる負担は限界に達していた」。コスト削減のための教育費カットや過酷なオペレーションは、店舗の衛生管理や接客クオリティを急速に蝕んでいった。メニュー表の撤去は客への利便性を損ない、のちに発生する期限切れ鶏肉問題や異物混入問題への耐性を自ら削ぎ落とす結果となる。かつての成功の法則であった「極限までの効率化」は、一転してブランドの根本を壊す失敗の法則へと反転したのである。