一口馬主の全費用と回収率の真実!愛馬と夢追う維持費のリアル

一口馬主の全費用と回収率の真実!愛馬と夢追う維持費のリアルにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

カタログや公式サイトの「月々わずか数千円から」というキャッチコピーを鵜呑みにすると、思わぬキャッシュアウトに慌てることになる。競走馬は生き物であり、精密機械以上に不確定要素が多い。

最大の落とし穴は、馬が重い怪我や骨折を発症して長期休養に入った場合だ。トレセンから外厩(育成牧場)へ放牧に出されても、毎月の維持管理費用は発生し続ける。レースに出走しなければ賞金や出走手当といったリターンは完全にゼロ。それでも毎月口座からは維持費と会費が引き落とされ続ける。

さらに、賞金を獲得した際の「差し引き項目」も無視できない。JRAから支払われる総賞金がそのまま出資者に届くわけではない。進上金として調教師に10%、騎手に5%、厩務員に5%が分配され、さらにクラブ運営側の手数料(3〜5%前後)や源泉所得税・消費税が控除される。結果として、出資者の手元に分配金として入るのは額面賞金の約60〜70%程度である。税制上の計算を含め、名目上の獲得賞金と実際の受取額には明確なギャップが存在する。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest