李承晩独裁の真相:機密文書が解き明かす建国大統領の光と影
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1950年、半島全域を火の海に変えた朝鮮戦争。この未曾有の危機において、建国間もない大韓民国政府の舵取りは混乱を極めた。
北朝鮮軍の侵攻直後、彼はソウルの市民に「踏みとどまれ」とラジオで呼びかけながら、自らは真っ先に首都を脱出。さらに漢江人道橋を爆破し、多くの避難民を孤立させた。この独断は後世まで苛烈な批判を浴びることになる。一方で、国連軍最高司令官であったダグラス・マッカーサーとの間では、北進の継続や休戦協定をめぐって激しい衝突を繰り返した。米国の思惑を突いて自国の生存を賭けた駆け引きを演じた姿勢は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)をも苦慮させるほど異彩を放っていた。