筋トレで肩が痛い原因と治し方!インピンジメントや腱板損傷の予防法
筋トレで肩が痛い原因と治し方!インピンジメントや腱板損傷の予防法の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
肩の痛みと一口に言っても、痛む場所や違和感の質によって発生している病態は大きく異なります。的確な対処を行う第一歩は、どの組織にストレスが集中しているかを特定することです。
ウエイトトレーニング愛好家から最も多く報告されるのが、筋トレで肩の前側が痛いというケースです。この部位の痛みは、力こぶの筋肉である上腕二頭筋長頭腱が通る「結節間溝」での摩擦炎症(上腕二頭筋長頭腱炎)、あるいは肩峰と上腕骨頭の間で組織が衝突するインピンジメント症候群が疑われます。肩関節を内旋させたまま腕を前や横に持ち上げる動作を繰り返すと、肩峰下包や腱板が骨に挟み込まれ、鋭い痛みが走るようになります。
一方、肩の深部に重だるい痛みや引っかかりを感じる場合、あるいは夜間にズキズキと痛んで眠れない(夜間痛)場合は、腱板損傷の兆候が疑われます。回旋筋腱板(特に棘上筋腱)の微小断裂や炎症は自然治癒が難しく、早期に適切な負荷調整を行わないと断裂範囲が拡大する危険性をはらんでいます。
また、サイドレイズで肩がポキポキ鳴るという相談も頻発しています。痛みを伴わない単なる関節の擦れ音であれば生理現象の範囲内であることもありますが、ポキポキと鳴るたびに引っかかり感や不快感を覚える場合は、肩甲上腕関節の求心位が崩れ、骨と腱が異常に接触している警告サインです。