レインボーベビーとは?流産や死産を越えて宿る命の意味と家族の想い

レインボーベビーとは?流産や死産を越えて宿る命の意味と家族の想いに関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

周産期喪失のコミュニティでは、家族の命の物語を丁寧に紡ぐために、状況に応じた様々な呼称が用いられています。それぞれの言葉には、親が我が子をどのように記憶し、愛しているかという尊い想いが宿っています。

項目・呼び名定義と背景心理的意味合い編集部の見解・留意点レインボーベビー
(Rainbow Baby)流産・死産・乳児死などを経験した後に無事に誕生した赤ちゃん。暗闇の後に届いた希望の光、命の再生。前の子の身代わりではなく、独立した個性として愛される存在。エンジェルベビー
(Angel Baby)妊娠中や出産前後、幼くして空へ還った赤ちゃん。家族を見守り続ける天使、消えない愛。母親を「天使ママ」と呼ぶなど、当事者の精神的支柱となる呼称。サンシャインベビー
(Sunshine Baby)喪失を経験する前(嵐の前)に誕生していた上の子ども。嵐を知らない穏やかな日差し、家庭の平和。親の悲嘆の最中にも、日々の日常と笑顔を支える大きな存在。シューティングスターベビー
(Shooting Star Baby)多胎妊娠(双子など)で、一方が亡くなり一方が無事育った場合の子。一瞬の煌めきを残して旅立った星のような命。バニシングツインなど、喜びと喪失が同時に生じる複雑なケアが必要。ポット・オブ・ゴールド
(Pot of Gold Baby)レインボーベビーの後に誕生した子ども。虹の根元にあるとされる「宝物」、続く幸福。家族の歩みが未来へ着実に紡がれていることの象徴。

このように、エンジェルベビーとの違いは、亡くなった赤ちゃん自身を指すのか、その後に生まれてきてくれた赤ちゃんを指すのかという点にあります。それぞれの立場や命の重なりに固有の名前を与えることで、家族は混乱した感情を整理し、亡き子も今いる子も等しく「家族の一員」として心に位置づけることができます。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest