お釈迦様の誕生日4月8日に隠された真相と花祭りの驚くべき由来
お釈迦様の誕生日4月8日に隠された真相と花祭りの驚くべき由来の要点を詳しく解説してご紹介します。
お釈迦様の誕生を祝う法会は、宗派を超えて古くから重んじられてきました。正式な仏教用語では「灌仏会(かんぶつえ)」や「降誕会(ごうたんえ)」、あるいは「仏生会(ぶっしょうえ)」と呼ばれます。
伝承によると、お釈迦様は紀元前5〜6世紀頃、現在のネパール南部タライ平原に位置するルンビニ園で誕生しました。母である摩耶(まや)夫人が出産のため実家へ里帰りする途上、美しい花々が咲き誇るルンビニの園で無憂樹(むゆうじゅ)の枝に右手を伸ばした際、その右脇から生まれたと伝えられています。この誕生の地であるルンビニ園の情景を模して色とりどりの生花で飾られた小さなお堂が「花御堂(はなみどう)」です。
日本における灌仏会の歴史は極めて古く、推古天皇14年(西暦606年)に元興寺で行われたのが最古の記録とされています。奈良・平安時代には朝廷の厳粛な国家儀礼として定着し、江戸時代に入ると庶民が寺院へ参拝して甘茶をいただく年中行事へと発展しました。
なお、「花祭り」という親しみやすい呼び名は古来のものではありません。明治時代末期の1901年(明治34年)、日比谷公園で開催された仏教青年会の祝典において、ドイツの春祭り「Blumenfest(花の祝祭)」に着想を得て名付けられた近代発祥の通称です。春爛漫の季節感とルンビニ園の花園のイメージが見事に合致したことから、民間へと急速に普及しました。