足にヒビが入っても歩けるのはなぜ?捻挫との違いや全治期間を徹底解説
足にヒビが入っても歩けるのはなぜ?捻挫との違いや全治期間を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。
「骨が折れていたら激痛で一歩も歩けないはず」というイメージを持つ人は少なくありません。しかし、足の骨にヒビが入っている状態(不全骨折)であっても、実際には足を引きずりながら歩けてしまう場面が頻繁に見られます。
その最大の理由は、骨の連続性が完全に断たれていないことにあります。骨が真っ二つに折れる完全骨折とは異なり、ヒビは骨の一部に亀裂が入った状態です。そのため、骨本来の「体重を支える柱」としての構造がある程度維持されており、痛みを伴いながらも荷重に耐えられてしまいます。
さらに、足の解剖学的な構造も関係しています。例えば下腿(すね)には太い「脛骨(けいこつ)」と細い「腓骨(ひこつ)」の2本が並んでおり、外側の腓骨にヒビが入った場合でも、体重の約8割から9割を支える脛骨が無事であれば歩行が可能です。受傷直後はアドレナリンの分泌によって一時的に痛覚が麻痺していることも手伝い、「歩ける=軽傷」と誤認してしまう典型的なトラップがここに存在します。