マイケル・ジャクソン「ムーンウォーク」の衝撃真相と滑らかな練習法

マイケル・ジャクソン「ムーンウォーク」の衝撃真相と滑らかな練習法の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

広く信じられている誤解の一つに、「マイケル・ジャクソンがムーンウォークを発明した」という言説があります。しかし、歴史的な事実を丹念に紐解くと、この動きには数十年におよぶストリートダンスと身体表現の系譜が存在します。

元来、前方に踏み出す仕草をしながら後退するこのステップは、ポッピン(POPPIN')と呼ばれるストリートダンスの文脈において「バックスライド(Backslide)」と呼称されていました。1930年代のキャブ・キャロウェイや、1955年にタップダンサーのビル・ベイリーが見せたステップ、さらにはフランスのパントマイム巨匠マルセル・マルソーの歩行表現がその原流とされています。

直接的にマイケルへこの技術を伝授したのは、ソウル・ボーカルグループ「シャラマー(Shalamar)」のメンバーであり伝説的ダンサーのジェフリー・ダニエルと、キャスパー・キャンディデ、クーリー・ジャクソンらです。ジェフリー・ダニエルは1982年にイギリスの音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』ですでに華麗なバックスライドを披露していました。

ストリートダンスの技であったバックスライドを、指先の角度、首のアイソレーション、研ぎ澄まされた静と動のコントラストによって「高次元の芸術表現」へと昇華させ、世界中に「ムーンウォーク」として定着させた点にこそ、マイケルの真の凄さがあります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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