ビリー・ジョエル『オネスティ』日本だけ異例ヒットの真相と誕生秘話

ビリー・ジョエル『オネスティ』日本だけ異例ヒットの真相と誕生秘話を詳しくリサーチ! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。

「ビリー・ジョエルの代表曲」と言われたとき、本国アメリカと日本国内のリスナーでは思い浮かべる順位が明確に分かれます。このギャップこそが、日本における本作の特異性を象徴しています。

米ローリングストーン誌等の海外ランキングでは、『ピアノ・マン(Piano Man)』『素顔のままで(Just the Way You Are)』『アップタウン・ガール(Uptown Girl)』が不動のトップ3を形成することが多く、『オネスティ』はトップ10の圏外に置かれるケースも珍しくありません。対して、国内メディアやファン投票による「ビリー・ジョエル代表曲ランキング」では、常に『ピアノ・マン』と並んで『オネスティ』が1位・2位を争う結果となります。

この傾向は、ビリーの「来日公演セトリ(セットリスト)」にもダイレクトに反映されてきました。アメリカ本国のツアーでは長年レギュラーセットリストから外され、レア曲扱いされることも多かった『オネスティ』ですが、日本公演となると話は別です。東京ドームなどの大規模公演では、日本のオーディエンスの期待に応える形でほぼ確実にセトリに組み込まれます。

2024年に開催された16年ぶりの来日公演(東京ドーム)でも、イントロのピアノが鳴り響いた瞬間に客席から上がった息をのむような歓声とすすり泣きは、今なお語り草となっています。海外のセットリストをそのまま持ち込むのではなく、日本のファンが何を最も求めているかを熟知したビリーの粋な計らいでした。

なお、長年にわたり続いたニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)での歴史的な月例定期公演を2024年7月に通算150回で完結させたビリーですが、2026年現在もスタジアム規模の単独ライブやフェスティバル出演など、エネルギッシュな活動状況を維持しています。80代を目前に控えた今もなお、その声量は衰えを知りません。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest