日本の竹の種類と見分け方完全ガイド|三大有用竹から庭植え・竹害対策まで

日本の竹の種類と見分け方完全ガイド|三大有用竹から庭植え・竹害対策までの注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

日本の竹林面積の約9割以上を占めているのが、一般に「三大有用竹」と称される孟宗竹(モウソウチク)、真竹(マダケ)、淡竹(ハチク)の3品種です。林野庁の森林資源統計等でも竹林の主要分類として扱われており、それぞれ外見や利用価値に明確な差異が存在します。

品種名節の環と外見的特徴タケノコ収穫期と食味主な用途と強度特性孟宗竹
(モウソウチク)
・節の環が1本(下部が目立たない)
・太さ最大20cm、高さ10〜20m
・幹の表面に微細な毛がある・時期:3月下旬〜4月中旬
・肉厚で柔らかく、えぐみが少ない
・市場流通の約8割を占める肉厚だが繊維の柔軟性に欠けるため、細工物よりは建築用足場(古来)、花器、太さを活かした器などに多用される。真竹
(マダケ)
・節の環が2本(上下ほぼ同等の隆起)
・幹は鮮やかな緑色で光沢が強い
・節間が長くすっきりとした樹形・時期:5月中旬〜6月中旬
・コリコリとした強い歯ごたえ
・やや苦味(えぐみ)があり要アク抜き弾力性と柔軟性に極めて優れ、割っても折れにくいため、竹細工・茶道具・弓道弓・竹籠などの最高級資材となる。淡竹
(ハチク)
・節の環が2本(上の環が強く突出)
・幹全体に白粉を吹き、青白い色調
・真竹よりやや細身で肉薄・時期:4月下旬〜5月下旬
・アクが極めて少なく生食や素焼き可
・シャキシャキとした瑞々しい食感肉薄で割りやすいため、茶筅(ちゃせん)や扇子の骨、日用品の編み込み細工などに重宝される。

現場で竹の種類を特定する際、最も信頼できる観察部位は「節(ふし)の隆起線」です。節にある環が1本だけ目立つものは孟宗竹、横に並ぶように2本の環が隆起しているものは真竹または淡竹です。さらに真竹と淡竹の識別は、幹表面の粉吹き具合(淡竹は白っぽい粉に覆われる)と、2本ある環のうち上側が強く突き出ているかを確認することで、専門家でなくとも明確に判別できます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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