1オンスは何G?金の取引と日常計量で数字が変わる歴史的理由
1オンスは何G?金の取引と日常計量で数字が変わる歴史的理由に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
私たちが日常で「オンス」と呼んでいる単位は、主に2つの系統に分かれる。ひとつは日用品や食品の重さを測る常衡オンス (avoirdupois ounce)、もうひとつは金や銀、プラチナなどの貴金属取引専用に用いられるトロイオンス (troy ounce) だ。
一般的な常衡オンスは約28.35グラム。これに対し、貴金属・コモディティ投資産業の基準となるトロイオンスは約31.10グラムに設定されている。ニューヨーク・マーカンタイル取引所 (NYMEX) やロンドン貴金属市場で提示される金のスポット価格はすべてこのトロイオンス基準であり、日本国内の老舗である田中貴金属工業などの店頭相場も、この国際指標をグラム換算して日々の買取・販売価格を算出している。
もし貴金属の買い付けで常衡オンスの数値を当てはめてしまえば、約9パーセント近い目減りや計算ミスが生じる。この差は、大口投資家だけでなく、個人が少額の金貨や銀バーを購入する局面でも決して無視できない金銭的インパクトをもたらす。