自宅で安全にできるメガネのレンズの外し方|フレーム別手順と注意点

今注目を集めている 自宅で安全にできるメガネのレンズの外し方|フレーム別手順と注意点について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

メガネのレンズを安全に取り外すための鉄則は、「フレームにかかる負荷を最小限に抑え、構造的に抜ける方向へ力を逃がす」ことです。メガネ専門メディア「眼鏡屋さんの処方箋」が指摘するように、フレームごとに狙うべき作用点は明確に決まっています。ここでは代表的な3つの形状について、具体的な手順を解説します。

1. セルフレームのレンズ外し方詳細まとめ(プラスチック・アセテート製)

アセテートやセルロイドといったプラスチック樹脂で作られたフルリムメガネのレンズの外し方では、素材の柔軟性を利用します。ネジ留めされていないため、基本は手の力だけで外します。

作業時はレンズに指紋や手の脂がつかないよう、また滑って思わぬ力を加えないよう、マイクロファイバー製のメガネ拭きでレンズ全体を包むのが基本です。メガネのフロント(前面)を自分の方に向け、両手でフレームの上下(リム)をしっかりと支えます。次に、両手の親指の腹をレンズの裏側(目にあたる側)に当て、鼻側から耳側(外側)に向けて、押し出すようにゆっくりと圧力をかけます。このとき、フレームのリムを指先で外側にわずかに広げるイメージを持つと、パチンと心地よい感触とともにレンズが前方に外れます。

2. メタルフレームのネジの外し方と注意点

金属製のメタルフレームは、セルフレームのように押し込んでも絶対に外れません。無理に力を加えると、レンズがパキリと割れるか、フレームのリムが歪んで元に戻らなくなります。メタルフレームを取り外す際は、智(ヨロイ)と呼ばれるフロント両端のつなぎ目にある「リムロックネジ」を緩める作業が必須です。

ここで勝負の分かれ目となるのが、メガネレンズ用精密ドライバーの選び方です。一般的な家庭用精密ドライバーセットに入っている規格外の先端を使うと、ネジ頭の十字溝を一瞬で潰してしまいます(いわゆる「ネジのナメ」)。メガネ用として推奨されるのは、JIS規格に適合した番手「#00」または「#000」(刃先幅1.0mm〜1.5mm前後)の回転座金付きドライバーです。ネジを回す際は、ドライバーを垂直に強く押し当てながら(押し力7:回し力3の割合)、反時計回りに慎重に回します。ネジは完全に抜き取ってしまうと小さすぎて紛失するため、レンズが外れる程度に2〜3回転緩めるにとどめるのがプロの現場の知恵です。

3. ナイロールフレームの糸の外し方手順(ハーフリム)

レンズの上半分だけがフレームで覆われ、下半分が透明なナイロン糸(テグス)で保持されているナイロールフレームは、一見すると外すのが難しそうに見えます。しかし、正しい手順を踏めば極めて安全に取り外せます。

用意するのは、荷造り用の平テープ(スズランテープ)や細いリボン、あるいは不要になったメガネ拭きの端切れです。これをレンズ下部のナイロン糸とレンズの溝の隙間に通します。フレームの上部を片手でしっかり固定し、通したリボンをレンズの下方向(外側)へ向かってグッと引き下げます。ナイロン糸がゴムのようにわずかに伸びてテンションが緩んだ瞬間、もう一方の手でレンズの下側を手前へ傾けるように引き抜くと、スムーズにレンズが外れます。針やピンセットなどの硬い金属工具を使うと、レンズの縁にチッピング(微細な欠け)が生じるため絶対に使用してはなりません。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest