ドラム式洗濯機が乾燥できない原因は?故障の見極めと修理費用相場
ドラム式洗濯機が乾燥できない原因は?故障の見極めと修理費用相場とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
ドラム式洗濯機の乾燥運転が終わらない、あるいは生乾きで止まってしまう現象には、明確なメカニズムが存在します。機械的な電子基板の故障よりも、空気循環の物理的な遮断が最大の原因です。
第1の原因は、乾燥ダクトのほこり詰まりです。ドラム内から排出された湿気を含んだ温風は、本体内部の専用ダクトを通って除湿ユニットへと送られます。この経路に糸くずや衣類繊維がフェルト状に蓄積すると、風量が著しく低下し、湿気が機外へ抜けなくなります。
第2の原因は、ヒートポンプユニットの目詰まりです。省エネ性能に優れる近年のドラム式洗濯機は、エアコンと同じ除湿機構(ヒートポンプ)を採用しています。アルミフィン(熱交換器)の微細な隙間に微小なホコリと水分が結びついて付着すると、熱交換効率が落ち、温風の温度が上がらなくなります。これにより、運転時間が自動延長された挙句、生乾きで終了する事態に陥ります。
第3の原因は、ドラム式洗濯機の生乾き臭の原因とも直結する「排水トラップ・排水フィルターの汚れ」です。乾燥時に発生する結露水がスムーズに排出されないと、内部の湿度が下がらず、雑菌が繁殖して不快な臭いを衣類に移してしまいます。