ゴジラ キング オブ モンスターズ結末の真相!四大怪獣激突の衝撃を完全解説
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本作におけるドラマの最大の転換点は、渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の自己犠牲と、米軍が投下した新兵器「オキシジェンデストロイヤー」の存在です。
メキシコ湾沖でのゴジラとギドラの戦いにおいて、米軍は開発したばかりの試作兵器オキシジェンデストロイヤーを使用。水中の酸素を一瞬で破壊するこの超兵器は、地球外生命体であるキングギドラには一切通用せず、地球の生物であるゴジラのみに致命傷を与えて仮死状態へと追い込みました。人間の身勝手な軍事力介入が、結果として偽りの王ギドラを解き放つという最悪の悲劇を招いたのです。
海底の古代遺跡(かつて人間がゴジラを神として崇めていた神殿)で弱り果てたゴジラを回復させるため、芹沢博士は小型潜水艇から手動で核弾頭を起爆させる決断を下します。放射線に身を晒しながらゴジラの目前まで歩み寄り、日本語で「さらば、友よ(Goodbye, old friend)」と語りかけ、素顔に触れるシーンは、1954年の初代『ゴジラ』に対する最大のオマージュです。
初代の芹沢大助博士は「オキシジェンデストロイヤーの悪用を防ぐため、自らの命とともに怪獣を葬った」のに対し、モンスター・ヴァースの芹沢猪四郎博士は「人間が犯した過ちを贖い、ゴジラを生かすために自らの命を捧げた」という鮮やかな反転構造を持っています。この対比こそが、本作が単なるリメイクではなく、現代における人間と自然の対話を志向した証左と言えます。