アステラス製薬の株価と掲示板の激論!減損急落と配当の真相を追う

アステラス製薬の株価と掲示板の激論!減損急落と配当の真相を追うの概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。

現在のアステラス製薬が抱える最大の構造的課題が、前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の特許切れの影響です。イクスタンジは年間売上高7,000億円以上を稼ぎ出し、全社売上の約4割を依存するメガブロックバスターです。しかし、この主力薬の主要特許は2027年頃から日米欧で順次満了を迎えます。特許が切れれば安価なバイオシミラーやジェネリック医薬品が台頭し、数年で売上が8割以上消失する「パテントクリフ(特許の崖)」が待ち受けています。

この壊滅的な売上喪失を穴埋めするために敢行されたのが、2023年に行われた米アイベリック・バイオ社の買収でした。投じた資金は約59億ドル(約8,000億円)という巨額であり、手に入れた目玉資産が地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性症治療薬「アイザーベイ」です。このアイベリックバイオ買収の効果について、経営陣は競合薬アプシスとの市場争奪戦で優位に立てると強気の見通しを示してきました。

しかし、足元では買収に伴う多額の有利子負債とのれん・無形資産の償却負担が重くのしかかっています。加えて、抗体薬物複合体(ADC)として急成長を遂げている尿路上皮がん治療薬「パドセフ」(米ファイザーと共同開発)が力強い売上増を見せているものの、イクスタンジの巨大な穴を単独で埋めるには至っていません。新薬群の成長が崖の崩落速度に間に合うのかどうかが、同社の存亡を分ける分水嶺となっています。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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