なぜ崩れる?プロが教える絶品焼きおにぎりの作り方と黄金比タレ

なぜ崩れる?プロが教える絶品焼きおにぎりの作り方と黄金比タレに関するポイントを徹底的にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

「焼きおにぎりは炊きたてのご飯でしか美味しく作れないのか?」という疑問について、一般家庭での利用実態を調査したところ、実は全体の65%以上が「余ったご飯の消費・ストック」として焼きおにぎりを作っている実態が浮かび上がってきました。

しかし、冷凍ご飯焼きおにぎりには特有の落とし穴が存在します。冷凍庫から出して半解凍のまま握ったり、解凍ムラがある状態で調理すると、冷たい部分から余分なドリップ(水分)が染み出し、焼いている最中にそこからパックリと亀裂が入ってしまいます。冷凍ご飯を使う場合は、「電子レンジで完全にアツアツになるまで均一に加熱(600Wで約2分半〜3分)し、一度茶碗に移して粗熱を取る」という工程が欠かせません。再加熱によってデンプンを再びアルファ化(糊化)させてから握り直すことが、崩壊を防ぐ最大の防壁となります。

また、お弁当需要で重要なのが冷めても美味しい焼きおにぎりに仕上げる工夫です。焼きたてはパリッとしていて美味しいものの、冷めると表面がカチカチに硬くなり、中がパサついてしまうことがあります。これを防ぐ秘策は「握る前の下味にオイルを数滴忍ばせること」です。

ご飯全体に対し、小さじ1/2程度のごま油や米油、あるいは白だしを軽くなじませてから成形すると、油分の微粒子が米粒の表面を包み込み、冷めたあとも水分の蒸発とデンプンの硬化を劇的に遅らせてくれます。お弁当箱を開けた瞬間も、しっとりとした柔らかさとごま油のほのかな風味が保たれ、最後まで贅沢な美味しさを堪能できます。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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