膝・肘の内側側副靭帯損傷を見逃すな!全治期間と最新リハビリ完全解説
膝・肘の内側側副靭帯損傷を見逃すな!全治期間と最新リハビリ完全解説の要点を詳しく解説してご紹介します。
内側側副靭帯の大きな特徴は、外側側副靭帯や十字靭帯に比べて血流が豊富で、自己修復能力が高い点にあります。そのため、膝の単独損傷であれば、完全断裂であっても基本的にはメスを入れない保存療法が第一選択となります。
保存療法では、受傷直後の「RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)」を徹底した後、ヒンジ付きの専用ニーブレースやサポーター固定を用いて関節の横揺れを制限します。靭帯がたるんだ状態で治癒するのを防ぎ、適切な緊張感を保ったまま瘢痕治癒(線維による修復)を促すことが何より肝心です。
一方で、手術適応となるのは以下のようなケースです。膝において前十字靭帯や半月板の断裂を合併し関節全体の機能再建が必要な場合や、保存療法後も慢性的な緩みと痛みが残るケースが挙げられます。また、野球選手の肘内側側副靭帯の完全断裂や重度の機能不全に対しては、手首の腱などを移植して靭帯を再建するトミー・ジョン手術(側副靭帯再建術)が広く認知されており、トップアスリートから学生プレイヤーまで復帰のための確固たる治療手段として選択されています。