「少子化はイケメンに任せた」の元ネタとは?Sns拡散の真相と恋愛格差のリアル
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「少子化はイケメンに任せた」という過激なフレーズをめぐっては、「政治家の失言なのか」「著名インフルエンサーの投稿が発端なのか」といった疑問が絶えません。しかし、事実関係を丹念に追跡すると、特定の公人が発言した一次ソースは存在せず、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やX(旧Twitter)を中心とするネットコミュニティ発祥の自然発生型ミームであることが分かります。
この言説がネット空間に現れ始めたのは2010年代半ば以降のことです。当時から掲示板等で語られていた「持てる者(強者)と持たざる者(弱者)」の二項対立論が、マッチングアプリの爆発的普及やSNSによる可視化社会の到来とともに先鋭化していきました。特に2020年代に入り、政府が「異次元の少子化対策」を掲げる一方で、若年層の手取り賃金の停滞や物価高が直撃した際、「国がいくら少子化対策を叫んでも、自分たちのような非モテ・低所得層には関係がない」「恋愛市場で選ばれるイケメンと美女だけで国を支えてくれ」という皮肉交じりの投稿がX上で数万リツイート(リポスト)を記録したことで、フレーズが一気に定着しました。
現在では、少子化関連のニュースが報じられるたびにリプライ欄や引用投稿で定番の決まり文句として使われるなど、若者の心理的防衛反応を象徴する代表的な言説となっています。