プライムコートとは?タックコートとの違いと散布量・養生を徹底解説
プライムコートとは?タックコートとの違いと散布量・養生を徹底解説の疑問点について、最新情報を基に徹底解説します。
プライムコートは、公共事業の積算実務や国家資格「土木施工管理技士」の試験対策においても、避けては通れない重要テーマである。
プライムコート歩掛(積算基準)のチェックポイント
国土交通省土木工事標準積算基準において、プライムコートの歩掛は主に「ディストリビュータ施工」と「エンジンスプレー施工(小型車・手撒き)」の区分に分かれる。
施工規模が数千平方メートルに及ぶ本線工事ではディストリビュータ(4t〜8t積み)の機械施工歩掛が適用され、1日あたりの標準施工量に基づき機械損料・労務費・乳剤材料費が算出される。一方、交差点改修や街渠(がいきょ)周りなどの小規模現場では、エンジンスプレー施工が適用され、歩掛上の人工(労務工数)が割高になる傾向がある。積算業務では、養生砂の材料費および散布歩掛が含まれているか否かを設計図書の特記仕様書で照合することが実務上の鉄則となる。
土木施工管理技士(1級・2級)試験対策の頻出論点
施工管理技士試験の第一次検定(学科)および第二次検定(実地)において、プライムコートは得点源でありながら引っ掛け問題の温床でもある。以下の3点は過去問でも繰り返し問われている。
- 論点1(定義の入れ替え):「タックコートは路盤工の頂面に散布し、浸透させる」という誤記述トラップ。路盤にはプライムコート、アスファルト層間にはタックコートである。
- 論点2(乳剤種類の判別):プライムコートには浸透性の高いカチオン系「PK-3」、タックコートには急分解性の「PK-4」や改質乳剤を使用する組み合わせ問題。
- 論点3(養生砂の役割):散布した乳剤が工事用車両のタイヤに付着して路盤面から剥ぎ取られるのを防止するために散布される点。