Excel折れ線グラフの作り方決定版!失敗防ぐ2軸設定と魅せる裏ワザ

Excel折れ線グラフの作り方決定版!失敗防ぐ2軸設定と魅せる裏ワザの重要ポイントを解説します。役立つ情報がチェックできます。

実務で折れ線グラフを扱う際、単一の系列だけで完結することは稀です。「競合3社の売上比較」や「売上高(百万円)と成約率(%)」のように、複数の系列や異なる単位の指標をひとつのグラフで表現するスキルが求められます。ここでは、情報が破綻しないためのプロの構築フローを解説します。

まずは基本となるExcel折れ線グラフ複数系列まとめの留意点です。表形式を作成する段階で、1列目に日付、2列目以降に各系列(「自社」「A社」「B社」)を横並びで配置しておけば、範囲選択して挿入するだけでExcelが自動的に複数系列のグラフを生成します。しかし、系列が増えるほど線同士が交差し、視覚的な混乱が生じます。現場の鉄則として、1枚のグラフに配置する折れ線は最大でも3〜4本までに抑えてください。それ以上の比較が必要な場合は、グラフを複数に分割して並べる「スモールマルチプル(並列配置)」を採用する方が、読む側のストレスを圧倒的に軽減できます。

次に、ビジネス資料で極めて頻出するExcel折れ線グラフ2軸作り方です。例えば「売上金額」と「前年比成長率」のように、数値の絶対値(単位:千万円)と割合(単位:%)が混在する場合、1つの縦軸ではパーセント側の線が底辺にベタッと張り付いてしまい、推移が一切読み取れなくなります。これを解決するのが「第2軸(右側の目盛り)」です。

設定は極めて直感的です。まず通常通り両方の系列を含めてグラフを作成します。底辺に張り付いているパーセント側の線(見づらい場合は「書式」タブの左端にあるドロップダウンから系列名を選択)をクリックし、右クリックして「データ系列の書式設定」を開きます。「系列のオプション」にあるプロット先を「主軸」から「第2軸」に変更してください。瞬時にグラフの右側に第2軸の目盛りが現れ、パーセントの推移が適切なスケールで浮かび上がります。

さらに資料の完成度を引き上げるのが、Excel棒グラフ折れ線グラフ複合の作成手順です。数量や売上高などの「絶対量」を棒グラフで表し、達成率や利益率などの「比率・推移」を折れ線グラフで重ねる手法は、役員会や事業報告のデファクトスタンダードと言えます。

作成する際は、グラフ全体を選択して「グラフのデザイン」タブから「グラフの種類の変更」をクリックします。ダイアログの左側最下部にある「組み合わせ」を選択すると、系列ごとにグラフの種類と第2軸の使用有無を自由に指定できるカスタム画面が開きます。ここで「売上高」を「集合縦棒(主軸)」に、「利益率」を「折れ線(第2軸)」に割り当てて「OK」をクリックするだけで、誰が見ても直感的に状況を把握できる複合グラフが完成します。

仕上げとして忘れてはならないのがExcel折れ線グラフ凡例の順番変更です。デフォルトのExcelでは、凡例の並び順とグラフ上の線の並び順が一致せず、読者が視線を何度も左右に往復させる原因になります。「データの選択」画面を開き、左側の「凡例項目(系列)」一覧で順序を上下に入れ替えることで、実際の線の位置関係(上にある系列を凡例の先頭にする)と一致させることが可能です。この細やかな気配りが、資料の読みやすさを大きく左右します。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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