猫のしっぽが垂れて動かない?馬尾症候群の初期症状と原因・最新治療法

猫のしっぽが垂れて動かない?馬尾症候群の初期症状と原因・最新治療法の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

初期の軽微なしびれや痛みを放置すると、神経の変性が進み、症状は下半身全体へと波及していきます。特に注意しなければならないのが、運動麻痺と自律神経障害の進行です。

馬尾神経の一部は後肢の運動や感覚を司る坐骨神経へとつながっているため、障害が進むと後ろ足にふらつきが生じ、ナックリング(足の甲を地面に擦って歩く状態)が現れます。歩行時に腰が左右に大きく揺れたり、後肢に力が入らず座り込んでしまったりする様子は、神経伝達が著しく阻害されている証拠です。

そして、最も獣医学的な緊急性が高いのが馬尾症候群に伴う排尿障害や排便障害です。膀胱や直腸の括約筋を支配する骨盤神経・陰部神経が麻痺すると、以下のような排泄トラブルが発生します。

・おしっこを出したいのに自力で排尿できず、膀胱がパンパンに膨らむ(尿閉)
・尿意を感じないまま、歩行中や睡眠中に尿がポタポタと漏れ出る(溢流性尿失禁)
・肛門の締まりがなくなり、無意識に便を垂れ流してしまう

排尿が丸2日以上止まると急性腎不全や尿毒症を引き起こし、わずか数日で命に関わる危険水域に達します。下半身のふらつきと排泄の異常が同時に見られた場合は、夜間であっても救急動物病院へ駆け込むべき事態です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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