川栄李奈の握手会事件から現在へ|傷跡とトラウマを越えた女優魂の真実
川栄李奈の握手会事件から現在へ|傷跡とトラウマを越えた女優魂の真実の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
アイドル史における最大の悲劇の一つとして記録されるAKB48握手会傷害事件が発生したのは、2014年5月25日午後4時55分頃のことでした。会場となった岩手県滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」では、33rdシングル『ハート・エレキ』および35thシングル『前しか向かねえ』の全国握手会が開催されており、会場には数千人のファンが詰めかけていました。
惨劇の舞台となったのは、川栄李奈と入山杏奈、そして大島涼花(当時は無傷で難を逃れた)が待機していた「第6レーン」です。手荷物を持たない男がブースへ侵入した直後、上着の中に隠し持っていた刃渡り約25cmの折りたたみ式のこぎりを取り出し、突如としてメンバーへ切りかかりました。
川栄李奈は咄嗟に身を守ろうと右手を差し出し、右手親指の開放骨折および切創を負いました。隣にいた入山杏奈も右手小指の骨折と頭部に裂傷を負い、叫び声を聞きつけて身を挺して犯人を取り押さえようとした20代の男性アルバイトスタッフも左手に重傷を負いました。現場は怒号と悲鳴が飛び交い、血痕が広がるパニック状態に陥ったと報じられています。
被害者3名は直ちに盛岡市内の高度救命救急センターへ緊急搬送され、川栄李奈は約3時間に及ぶ整復手術と縫合手術を受けました。翌5月26日夕方に退院した際、右手全体を巨大な医療用包帯とギプスで固定し、痛ましい姿ながらも報道陣の前で「ご心配をおかけしました」と頭を下げた姿は、世間に大きな衝撃と深い同情を与えました。