よりどりみどりの「みどり」はなぜ?語源の真相と恥をかかない使い方
よりどりみどりの「みどり」はなぜ?語源の真相と恥をかかない使い方の詳細について、最新情報を詳しくお届けします。
「よりどりみどり」を漢字で書くと「選り取り見取り」となります。多くの人が無意識に連想する「緑(グリーン)」や「翠」といった色彩表記は完全な誤用であり、後半の「みどり」は動詞の「見る」に「取る」の連用形がつながった「見取り(みどり)」が語源です。
言葉の構成要素を分解すると、その仕組みは非常に明快です。前半の「選り取り(よりどり)」は、文字通り「数ある中から自分の好むものを自由に選んで取ること」を指します。そして後半の「見取り(みどり)」は、「目で見て確認しながら取る」あるいは「見て選ぶ」動作を表現しています。
つまり、「選り取り見取り」の意味とは、「自分の好みのものを、じっくり見て選び放題に取ること」を表した強調表現です。日本語には「あれこれ」「好きずき」のように似た語感を重ねてリズムを生み出す畳語(じょうご)や類語重複の技法がありますが、「よりどり」の末尾にある「どり」の音韻に揃える形で「見取り(みどり)」をドッキングさせ、軽快な調子を生み出したのがこの言葉の正体なのです。