耳の中でポコポコ音がする正体とは?専門医が明かす原因と最新治療法
耳の中でポコポコ音がする正体とは?専門医が明かす原因と最新治療法について詳しく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。
日常のふとした動作で異音が強まる場合、誘発されるタイミングが病態を絞り込む重要な手がかりになります。特に読者からの相談で多いのが、つばを飲むと耳がポコポコ鳴る原因や、あくび 耳の奥 ポコポコ音の正体に関する疑問です。
ものを飲み込む嚥下運動や大きなあくびをする瞬間、口蓋帆張筋(こうがいはんちょうきん)という筋肉が働き、耳管が一瞬だけ開いて中耳の換気が行われます。健康な状態であればこの開閉はほぼ無音で行われますが、耳管の粘膜が腫れて管が狭まる耳管狭窄症に陥っていると、気圧の調整がスムーズにいかず、引きちぎられるように管が開く際に「ポコッ」「バリッ」という破裂音が発生します。急激な気圧変化を伴う飛行機の離着陸時や、台風などの低気圧の接近時に耳が塞がった感覚が抜けない場合、耳管狭窄症が疑われます。
また、動作とは無関係に、あるいは精神的緊張や疲労が高まった際に「ポコポコ」「トクトク」と連続して鼓膜を叩かれるような音が鳴る場合は、鼓膜張筋痙攣(中耳ミオクローヌス)を疑う必要があります。鼓膜に付着している微小な筋肉である鼓膜張筋やアブミ骨筋が、極度のストレスや自律神経の乱れ、カフェインの過剰摂取などをトリガーとして不随意にピクピクと痙攣を起こす現象です。まぶたが勝手にピクピク痙攣するのと同様の機序であり、耳の奥深くでリズミカルに音が刻まれる特徴があります。