のど自慢の鐘・秋山気清の現在と勇退理由!病気の噂や後任の真相
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『のど自慢』では親しみやすい笑顔とスーツ姿が印象的だった秋山氏ですが、その本質は日本クラシック界のトップを走り続けてきたエリート打楽器奏者です。武蔵野音楽大学器楽学科で打楽器を専攻し、卒業後は名門「東京フィルハーモニー交響楽団」に入団。ティンパニやパーカッションの首席・主要奏者として、数々の名指揮者のもとで複雑怪奇なオーケストラ曲を支えてきた一流のソリストでした。
クラシック音楽において、打楽器奏者は単にリズムを刻むだけでなく、オーケストラ全体の音響バランスを支配する指揮者と同等の耳を要求されます。秋山氏が使用していた楽器は、オーケストラで教会や修道院の鐘を再現するために用いられるチューブラーベル(コンサートチャイム)という大型打楽器です。金属パイプを特殊な木槌(ハンマー)で打ち鳴らすこの楽器は、打点のミリ単位のずれや打面の当て方によって倍音の広がりが劇的に変わる、極めてコントロールが難しい楽器として知られています。
秋山氏は、クラシックの殿堂で培った圧倒的な音響感覚を、そのまま日曜昼の公開放送という大衆芸能の場へと持ち込みました。カラオケ大会の伴奏という枠を超え、一つの芸術的な打楽器パフォーマンスとして全国民を惹きつけた背景には、東京フィルハーモニー交響楽団という国内屈指のシンフォニーオーケストラで磨き上げられた本物の実力があったのです。