ボーボボの面白いコマと名シーン徹底解剖!大人も爆笑する不条理の神髄
話題沸騰中の ボーボボの面白いコマと名シーン徹底解剖!大人も爆笑する不条理の神髄について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
本作には数千に及ぶボケが詰め込まれていますが、その中でも「作画の圧倒的無駄遣い」と「狂気のキレ」で読者の腹筋を破壊した名シーンを厳選して解説します。
1. 伝説の暴挙!首領パッチ人気投票の怪挙
ジャンプ本誌の企画として行われた第1回キャラクター人気投票の開票コマは、少年漫画の歴史に残る珍事として語り継がれています。主人公であるボーボボを差し置いて、1位から5位までを「首領パッチ」が独占(1位:首領パッチ、2位:パッチ、3位:しゅりょ、4位:ドン・パッチ、5位:首領パッチ)し、主人公のボーボボは第6位に甘んじるという前代未聞の順位表が掲載されました。ファン投票の集計結果というリアルの枠組みすらギャグの舞台装置にしてしまう澤井啓夫氏の豪胆さは、読者に強烈なインパクトを与えました。
2. ところ天の助の魂の叫び「ぬのハンカチ」
元毛狩り隊Aブロック隊長でありながら、常に不憫な扱いを受けるプルプル真拳の使い手・ところ天の助。彼を象徴する面白コマが「ぬ」と平仮名が一文字だけ大きく書かれたハンカチを握りしめるシーンです。「布(ぬの)のハンカチ」かと思いきや、ただ「ぬ」と書かれているだけの粗末な布切れ。天の助の真剣すぎる眼差しと「ぬッ!ぬッ!」という切迫した叫びの落差が、読者の腹筋を容赦なく直撃しました。
3. ドンパッチソードの真相と裏切り
元ハジケ組の首領パッチが、宿敵・軍艦との緊迫した戦いの中で「我が真の武器を見せてやろう」とばかりに繰り出したのが「ドンパッチソード」です。読者が「どれほど凄まじい伝説の剣が登場するのか」と息を呑んだ次の瞬間、見開きで堂々と掲げられたのはただの泥付き長ネギでした。敵キャラから「それネギじゃねえか!!」と全力の正論ツッコミが返ってくるまでの完璧なテンポは、天丼ギャグの金字塔です。
4. 亀ラップの元ネタと異次元のリズム感
軍艦編の佳境で突如炸裂した「亀ラップ」は、その語感の中毒性からネット上で数多くのMADやパロディを生み出しました。ボーボボが甲羅を背負い、「マジで!」「カメ!」「オレはお前をぶっ飛ばす〜」と脈絡なく繰り出すフレーズの元ネタは、90年代後半から2000年代初頭の日本語ラップカルチャーの脱構築と見られています。全く韻を踏んでいないにもかかわらず、声に出して読みたくなる独特のグルーヴ感は、澤井氏の言語センスの真骨頂です。
5. 唐突に現れては使い捨てられる「つけもの」名シーンの経緯
ボーボボの仲間として、何食わぬ顔で隊列に並ぶ漬物のきゅうり「つけもの」。彼が登場する経緯には何の論理的必然性もありません。感動的な友情のドラマが描かれた直後のコマで、ボーボボに雑巾のように激しく絞られて水分を抜かれたり、敵の攻撃の身代わりとして容赦なく投げ捨てられたりする扱いを受けます。「仲間面してフレームインし、秒速で使い捨てられる」というシュールな様式美は、読者に言い知れぬ虚無感と笑いをもたらしました。