死番虫が突然家で大量発生する真相とは?人を刺す噂の盲点と撃退法

死番虫が突然家で大量発生する真相とは?人を刺す噂の盲点と撃退法の背景について、最新情報を詳しくお届けします。

漢字で「死番虫」と書くこの虫の不穏な名称は、英語名の「Death watch beetle(死の番兵の甲虫)」を直訳したことに端を発します。かつてヨーロッパにおいて、死者の枕元で夜通し看病(死の番)をしている静寂のなか、壁や柱から「カチ、カチ」と時計の秒針のような不気味な音が聞こえてきたことから、死期を告げる虫として恐れられた歴史があります。この音の正体は、木材を食害するシバンムシの成虫が雌雄で交信するために頭部を木部に打ち付けて鳴らす求愛シグナルでした。

一般家庭で問題となるシバンムシは、主にタバコシバンムシとジンサンシバンムシの2種類に大別されます。どちらも外見は2〜3ミリ程度の丸っこい茶褐色の虫ですが、生態と嗜好には明確な違いがあります。

タバコシバンムシは触角がノコギリの歯のような形状をしており、乾燥葉タバコをはじめ、カレー粉や唐辛子などの香辛料、乾麺、お茶の葉まで極めて幅広い乾燥植物質を好みます。一方のジンサンシバンムシは触角の先端3節が大きく発達しているのが特徴で、漢方薬の朝鮮人参(ジンサン)にまで穴を開けて食害することからその名が付きました。小麦粉などの粉モノやパスタ、古書や和紙までも標的にします。この2種が家庭内に侵入すると、あらゆる乾物が餌食となる危険に晒されます。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest