ゴッホのひまわり全7作の真実|幻の芦屋作と2026年現在の評価額

ゴッホのひまわり全7作の真実|幻の芦屋作と2026年現在の評価額の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

美術史において最も惜しまれる悲劇のひとつが、日本に実在した「芦屋のひまわり(5本のひまわり)」の喪失です。

大正時代の1920年、武者小路実篤ら「白樺派」の熱烈な支援を受けた実業家・山本顧弥太氏が、約7万フラン(当時の巨額)で購入し、神戸・芦屋の自邸に持ち込みました。これはアジア全土で初めて個人コレクションとなったゴッホの油彩画でした。

しかし第二次世界大戦末期の1945年8月6日、阪神大空襲の火の手が山本の邸宅を襲います。額縁があまりに巨大で重厚だったため、地下倉庫からの運び出しが間に合わず、爆撃の炎に包まれて焼失してしまいました。現在では当時のカラー写真や精密な複製陶板画(大塚国際美術館所蔵など)を通じてしかその姿を拝むことはできませんが、鮮やかな藍色の背景に浮かび上がる5輪の花は、現存していれば世界的な至宝であったことは間違いありません。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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