『20世紀少年』ともだちの正体と結末!原作・映画の違いと伏線の真相
『20世紀少年』ともだちの正体と結末!原作・映画の違いと伏線の真相にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
作中最大の謎である「ともだち」の正体を読み解くうえで不可欠なのが、「ともだち」は途中で入れ替わっているという二重構造の事実です。物語前半から2014年まで世界を恐怖に陥れた「初代ともだち」と、2015年の「ともだち暦」以降に世界大統領へと君臨した「2代目ともだち」は別人です。
初代ともだちの正体は、ケンヂたちの同級生であるフクベエ(服部哲也)でした。彼は子供の頃から強い顕示欲と承認欲求を持ち、首吊り坂の屋敷での「首吊りごっこ」やスプーン曲げのイカサマを通じて他者を支配しようと企んでいました。しかし、2014年の理科室において、自らが利用していた細菌学者・ヤマネの手によって射殺され、あっけなく命を落とします。
その後、初代の遺体を回収して「奇跡の復活劇」を演じ、2代目ともだちとして君臨したのがカツマタ君です。フクベエが「他者から賞賛され、世界の中心に立ちたい」という歪んだ目立ちたがり屋だったのに対し、カツマタ君は「自分を透明人間扱いした世界そのものを消滅させたい」という純粋な破滅願望(悪意)を原動力にしていました。この動機の質的な違いが、後半の地球滅亡計画へと直結していきます。