雨ニモマケズ全文ふりがな・現代語訳|手帳に遺された祈りの真相

雨ニモマケズ全文ふりがな・現代語訳|手帳に遺された祈りの真相を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

まずは、宮沢賢治が残した原文のニュアンスをそのまま味わうためのふりがな付き全文を掲載します。賢治の遺品手帳には、カタカナと漢字が混ざった文体で、句読点のない形で綴られていました。ここでは、音読や暗唱がしやすいよう行分けを整え、難読漢字や旧仮名遣いにルビを振っています。

雨あめニモマケズ
風かぜニモマケズ
雪ゆきニモ夏なつノ暑あつサニモマケヌ
丈夫じょうぶナカラダヲモチ
慾よくハナク
決けっシテ瞋いかラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日いちにちニ玄米げんまい四合よんごうト
味噌みそト少すこシノ野菜やさいヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原のはらノ松まつノ林はやしノ蔭かげノ
小ちいサナ萱かやブキノ小屋こやニヰテ
東ひがしニ病気びょうきノ子供こどもアレバ
行いッテ看病かんびょうシテヤリ
西にしニ疲つかレタ母ははアレバ
行いッテソノ稲いねノ束たばヲ負おヒ
南みなみニ死しニサウナ人ひとアレバ
行いッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北きたニ喧嘩けんかヤ訴訟そしょうガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
日照ひでリノ時ときハナミダヲナガシ(手帳原本は「ヒドリノトキハ」)
寒さむサノ夏なつハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

小学校低学年の学習や声に出して読みたい方に向けて、全体をひらがな表記にしたテキストも確認しておきましょう。日本語特有のリズム(五七調・七五調)が際立ち、呼吸に合わせて自然と言葉が体に染み渡る構成になっています。

「あめにもまけず/かぜにもまけず/ゆきにも なつのあつさにもまけぬ/じょうぶなからだをもち/よくはなく/けっしていからず/いつも しずかにわらっている/いちにちに げんまいよんごうと/みそと すこしのやさいをたべ/あらゆることを/じぶんを かんじょうにいれずに/よくみききし わかり/そしてわすれず/のはらの まつのはやしのかげの/ちいさな かやぶきのこやにいて/ひがしに びょうきのこどもあれば/いって かんびょうしてやり/にしに つかれたははあれば/いって そのいねのたばをおい/みなみに しにそうなひとあれば/いって こわがらなくてもいいといい/きたに けんかやそしょうがあれば/つまらないから やめろといい/ひでりのときは なみだをながし/さむさのなつは おろおろあるき/みんなに でくのぼうとよばれ/ほめられもせず/くにのされず/そういうものに/わたしはなりたい」

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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