サザエさん「全自動卵割り機」は実在する?波平の神回と驚きの業務用事情
サザエさん「全自動卵割り機」は実在する?波平の神回と驚きの業務用事情について見逃せない 理由を厳選して解説いたします。
問題の機械が登場したのは、2007年5月27日に放送された作品No.5884「父さんの全自動卵割り機」(脚本:雪室俊一氏)です。物語は、波平が怪しげな実演販売(あるいは訪問販売)に心を奪われ、大枚をはたいて持ち帰った謎の調理家電を家族に自慢げにお披露目する場面から幕を開けます。
この機械は、上部に生卵をセットしてレバーを引くだけで、殻を割り中身だけをボウルに落とすという単機能ガジェットでした。磯野家の面々が最初は冷ややかな視線を送る中、甥の波野ノリスケが訪れ、そのギミックを異常なまでに大絶賛します。ノリスケは機械を自宅へ持ち帰り、近所の裏のおじいさんまで巻き込んで卵かけご飯を食べまくるという奇行に走り、町内中で卵の大量消費騒動が巻き起こりました。最後は波平が次に「全自動パン切り機(トーストカッター)」に興味を移すという、文明の利器に踊らされる人間の滑稽さを描いた秀逸なオチで締めくくられています。
この放送は、当時隆盛を極めていた2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の実況スレッドに凄まじい衝撃を与えました。特にノリスケが卵かけご飯を貪り食うシーンから派生したアスキーアート(AA)とともに、「びゃあ゛ぁ゛ぁ゛うまひぃ゛ぃ゛ぃ゛」という叫び声のテキストが定着。実際の本編台詞ではそこまで崩れた発音はしていないものの、ノリスケの図々しさと機械のシュールさがネット住民の琴線に触れ、瞬く間にサザエさん屈指の「伝説の神回」としてミーム化していきました。