菖蒲とあやめの違いとは?同じ漢字の理由や杜若との見分け方を徹底解説
菖蒲とあやめの違いとは?同じ漢字の理由や杜若との見分け方を徹底解説についての真相をご紹介します。
見分け方のもうひとつの決定打が、それぞれの植物が根を下ろしている生育場所(環境)と開花時期のタイムラインです。この3種は、好む水分の量が全く異なります。
アヤメは山野の草地や乾燥した畑など、水はけの良い乾いた土壌を好みます。「水辺に咲く優雅な花」というイメージで湿地に植えてしまうと、根腐れを起こして枯れてしまうほど乾燥を好む性質があります。開花時期は三者の中で最も早く、5月上旬から中旬にかけてピークを迎えます。
カキツバタは正反対で、池や沼の浅瀬、河川敷の湿地など完全に水に浸かった場所や水際に自生します。「水湿地性植物」の代表格であり、開花時期は5月中旬から下旬頃。アヤメの見頃が終盤に差しかかる頃にバトンを受け取るように開花します。
ハナショウブはノハナショウブを原種とする園芸品種群で、湿った土壌や水辺の湿地を好みます。ただし、カキツバタのように一年中水没している環境には弱く、開花期以外は適度な湿り気があれば畑地のような花壇でも育成可能です。開花時期は最も遅く、5月下旬から6月下旬の梅雨の時期にしっとりと咲き誇ります。