カマキリのオスメス見分け方決定版!腹部の節数や触角の違いを徹底解説
今注目を集めている カマキリのオスメス見分け方決定版!腹部の節数や触角の違いを徹底解説について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。
カマキリの繁殖行動に関して、インターネット上では「交尾をするとオスは必ずメスに食べられてしまう」という極端な言説が散見されます。しかし、国内外の昆虫行動学フィールド研究によると、野外におけるカマキリが交尾時に共食いをする理由と発生率は、状況依存的なものであることが判明しています。
自然界における共食いの発生頻度は全体のおよそ15〜30%程度であり、すべてのオスが捕食されるわけではありません。メスの空腹度が極めて高い場合や、オスの接近角度が視野の正面に入ってしまい「獲物」として認識された場合に捕食の引き金が引かれます。
万が一オスが頭部を捕食された場合でも、昆虫の歩行や交尾を司る腹部神経節は脳(食道上神経節)から独立して機能するため、オスは頭部を失った状態のまま交尾運動を完遂できます。さらに、メスがオスを捕食して得た良質なタンパク質と脂質は、そのまま産み出される卵の数や孵化率(ふかりつ)の大幅な向上へと還元されます。オスにとっては自らの遺伝子を確実に次世代へと残す究極の投資としての側面を持ち合わせています。