赤い唇で海底を歩く魚!レッドリップバットフィッシュの生態
赤い唇で海底を歩く魚!レッドリップバットフィッシュの生態に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
レッドリップバットフィッシュが「最も魚らしくない魚」と呼ばれる最大の要因は、泳ぎが極端に苦手で海底を四足歩行のように歩き回る点にあります。
アンコウ目アカグツ科に属する本種は、進化の過程で遊泳用の筋肉や浮袋の機能が著しく退化しました。その代わりに、左右の胸ビレと腹側の腹ビレが筋肉質の腕や脚のように頑丈に発達。砂泥の上をペタペタと這うように前進し、時にはヒレで体を押し上げて周囲を警戒するようなポーズをとります。
危機が迫った際には尾ビレを激しく振って短距離をジャンプするように泳ぐことも可能ですが、その動きはぎこちなく、数メートル移動すると再び海底に着地してしまいます。潮流が複雑で外敵の多い外洋を泳ぎ回るエネルギーコストを捨て去り、海底の砂地にへばりついて獲物を待つ省エネ戦略に全振りした結果が、この歩行スタイルなのです。