国宝・大崎八幡宮の真実|伊達政宗が創り上げた日本最古の権現造
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近世神社建築における大崎八幡宮の立ち位置を客観的に把握するため、同時代および後続の代表的な社殿建築と比較検証を行いました。
項目大崎八幡宮(仙台)日光東照宮(栃木)北野天満宮(京都)建築様式権現造(現存最古)権現造(寛永期の大造替)八棟造(権現造の原型)竣工年慶長12年(1607年)寛永13年(1636年・現社殿)慶長12年(1607年)色彩・装飾の傾向黒漆塗りの外観+局所的な極彩色総金箔・白木・極彩色の重層配置檜皮葺き・朱塗りと素木基調文化財区分本殿・石の間・拝殿が国宝本殿・石の間・拝殿が国宝本殿・石の間・拝殿が国宝建築的歴史的評価桃山文化の剛健さと静寂の調和徳川幕府の絶対的権力を象徴する過装飾豊臣秀頼による再建、平安〜桃山様式の融合
データが物語る通り、大崎八幡宮の竣工は日光東照宮の寛永大造替よりも約30年も先駆けています。黒漆塗りをベースに抑制された華麗さを展開する意匠は、後世の東照宮のような過密な装飾とは一線を画し、戦国乱世の余燼が残る慶長期ならではの力強い気品を今に伝えています。