女偏の漢字に不穏な意味が多い理由とは?成り立ちの真相と名付け一覧

女偏の漢字に不穏な意味が多い理由とは?成り立ちの真相と名付け一覧に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

知識としての漢字の奥深さを味わうために、日常使いから教養レベルまでを網羅した画数別まとめと難読漢字を整理した。

女偏の漢字画数別まとめ(総画数順)

  • 6画:好(このむ・すく)、如(ごとし・じょ)、妃(ひ・きさき)、妄(もう・ぼう)
  • 7画:妙(みょう・たえ)、妥(だ)、妊(にん)、妨(ぼう・さまたげる)、妖(よう・あやしい)
  • 8画:妹(まい・いもうと)、姉(し・あね)、始(し・はじめる)、妻(さい・つま)、委(い)、姪(めい)
  • 9画:姿(し・すがた)、威(い)、姻(いん)、娘(じょう・むすめ)、姦(かん)
  • 10画:娯(ご)、娠(しん)、娥(が・美しい女性)
  • 11画:婚(こん)、婦(ふ)、婆(ば・ばば)、嫉(しつ)
  • 12画:嫌(けん・げん・きらう)、媚(び・こびる)、婿(せい・むこ)
  • 13画以上:嫡(ちゃく)、嬉(き・うれしい)、嬌(きょう・あでやか)、嬲(なぶる)、嫐(うわなり)

女偏三つの漢字の読み方と多面体漢字

漢字クイズやSNSで常にバズを生むのが、「女」を3つ重ねた「姦」である。音読みは「カン」、訓読みでは「姦しい(かしましい)」と読む。「女性が3人集まると姦しい」という俗諺は現代ではジェンダー観の面から忌避される傾向にあるが、原義は集団での密議や不正を指すものであった。

さらに複雑な派生形として、男2人と女1人を組み合わせた「嬲(なぶる)」、女2人と男1人を組み合わせた「嫐(うわなり/なぶる)」が存在する。「嫐(うわなり)」とは、平安・鎌倉時代から江戸期にかけて見られた「前妻(うわなり)打ち」という後妻争いの風習に由来し、家制度の確執を漢字そのものが視覚的に物語っている。

読めたら自慢できる女偏の難読漢字

  • 婢(はしため/ひ):古代・中世の身分制において、身の回りの世話や雑役に従事した女性の使用人。「奴婢(ぬひ)」の語で知られる。
  • 娉(めす/ほう):礼を尽くして妻として迎える、または奥ゆかしく美しいさま。「娉婷(へいてい:姿がしなやかで美しいこと)」という漢語に用いる。
  • 姑(しゅうとめ/こ):夫の母を指す文字だが、訓読みの「しゅうとめ」は現代では書けない人が多い。「姑息(こそく:一時しのぎ)」の「姑」でもある。
  • 嬋(あでやか/せん):容姿や身のこなしがしなやかで麗しいさま。「嬋娟(せんけん:月が美しいさま、美人の形容)」として詩歌に愛用された。
  • 婀(あでやか/あ):手足が細くしなやかに動く美しさを表す。「婀娜(あだ:艶っぽく美しいさま)」という表現で使われる。
吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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